フクモモを飼育してみたいけど、何もわからないから不安だな‥。
フクモモは手のひらサイズの小動物ですが、感情表現が豊かなペットです。
さらには、犬猫と同じように飼い主に愛情を与えてくれる動物なので、飼育する人が増加しています。
ですが、飼育方法が想像つかなくて、お迎えを迷ってしまう人もいますよね?
この記事では、フクモモを4匹育ててきた私が、
- フクモモのお迎え方法
- フクモモの飼育方法
- フクモモ飼育の疑問について
について、まとめてみました。
長めの記事になるので、下の目次から気になるところを見てみましょう。
フクロモモンガは『大きな目』が印象的な動物!
ここからはフクモモの特徴を大まかにお話しします。
フクロモモンガは暖かい地域出身!
フクロモモンガは、オーストラリア周辺の暖かい地域に生息しています。
野生では、複数のフクロモモンガとコミュニティを作って生活をしているので、飼育下においての仲間は飼い主さんになります。
わたしたちは暖かいのは得意だモン!
そのかわり寒さにはめっきり弱いモン‥。
フクロモモンガはカンガルーの仲間
モモンガという名前がついていながら、カンガルーやコアラと同じ有袋類に属します。
フクロとついているのは、メスのお腹にはフクロがあり、そこで子育てを行なうからです。
リスなどのげっ歯類に比べてなつきやすいのも大きな特徴です。
フクロモモンガの大きさ!
フクロモモンガの大きさは、約15cmほどと手に乗せる事ができるくらいです。
しっっぽも入れると25cmは超えていると思います。
気になる体重は、オスとメスで平均は異なるものの、115g前後で乗せてみると、意外とずっしりしている印象です。
こちらの写真は現在飼育中のゲンちゃんです。
愛らしくてたまらないですよね!
さまざまな色の子がいる
フクロモモンガは交配によっては、珍しい色のモモンガが生まれてくる事があります。
私の2匹は、ノーマルというよく見るカラーリングです!
臆病で好奇心旺盛な所もある!
フクロモモンガは、騒音や周りの環境に敏感です。
大声やテレビの音などでビックリしてしまう事も‥。
その反面、好奇心が多く、人懐っこい性格の子が多いです。
夜行性で高い所に登るのが大好き
フクロモモンガは夜になると、元気よく遊びまわります。
ケージの中に、高低差を作ってあげるも喜びます!
仕事に疲れて帰り、可愛いモモンガにお出迎えされて癒されること間違いありません。
臭いが気になる場合もある
オスのフクロモモンガは臭腺から臭いを発する事があります。
臭腺はおでこや胸の一部にあり、臭いをメスに擦り付ける習性があり、一部の飼い主はクサいと感じてしまうようです。
さらに、臭腺のある部分(特におでこ)は禿げている子が多いです。
フクロモモンガをお迎えしたいときは?
フクロモモンガってペットショップにもいないことが多いですよね~…。
どこでお迎えするのでしょうか?
ペットショップでお迎え
『いや、ペットショップでいないから聞いてるんだよ…。』なんて言われそうですね。笑
でも、身近なペットショップで見つけることもあります。
また、大型のホームセンターや小動物を扱うショップであれば、出会える確率は上がるかもしれません。
専門のブリーダーからお迎えする
私は、ブリーダーさんからお迎えしています。
ブリーダーさんだとメリットも多いです。
- 専門知識を持った人が多い
- 愛情をかけて育てているから安心
- 人に慣れている個体が多い(慣れやすい個体が多い)
- 個人のやり取りだから価格も安いことが多い(高いこともある)
ブリーダーさんから3匹お迎えしていて思った事です。
- ジモティー
- 公式ホームページ
- SNS
などから探してみるのがいいと思います!
展示即売会でお迎えする
『展示即売会とはなんだ!』って人に説明すると、エキゾチックアニマルを見て回ることが出来るイベントの事です。
もちろんフクロモモンガ以外にも、爬虫類や珍獣といった普段見ることが出来ない動物たちも沢山います。
気になる方は、SNS等で告知しているので、確認してみてはどうでしょうか?
里親としてお迎えする
フクロモモンガを里親として、引き取る方法もあります。
私もSNSで里親募集を見たことがありますが、意外に多い印象です。
更に、里親募集のサイトなども見かけることがありますが、容易に引き取るのは得策ではないです。
下の記事では、値段について詳しく書いているモン!
フクロモモンガをお迎えする時のポイント!
フクロモモンガを迎えるときには、しっかりとポイントを押さえよう!
健康状態は身体に出ている
大前提に、健康な子を選びましょう。
他の子はダメというわけではありませんが、後からのトラブルを防ぐためです。
目の周りの汚れはないか
目の周りに目ヤニや、カスが付いていないかを見ましょう。
鼻水やくしゃみをしていないか
こちらも風邪をひいている症状です。
更には、鼻の状態もよく見ましょう!
- 鼻が乾いている、濡れている
- 鼻の色が問題ないか
このあたりも気にしてみましょう!
フンの色を確認する
ここで注意しなければいけないことは、下痢を起こしていないかどうかです。
体調が悪いケースがある為、お尻を見て下痢がついている時は、注意が必要です。
再度、お迎えする予定の場所の飼育環境を確認してみましょう。
体に傷や舐め後がないか
フクロモモンガは、自分の体を舐めて綺麗にしますが、ケガをしている時にも舐めます。
ストレスなどで体をかんでしまう『自噛症』という病気もあるので、体も気にしてあげましょう!
歯は正常に生えているか
フクロモモンガにとって『歯』はかかせない部分です。
まれに、噛み癖で歯を無くしてる子がいるので、ここもチェックポイントです。
他の動物がいる人は考えよう
基本的に他の動物と共存は難しいと思います。
理由は、フクロモモンガに危険が及ぶことです。
完全に空間を分ければ可能ですが、鳴き声等のストレスもあるのでお勧めできません。
フクロモモンガの飼育に必要なもの!
ここからは、フクロモモンガの飼育に必要なものをお話していきます~!
必要なものを揃えよう
飼育に必要なものはこちらです。
- ケージ
- 餌(モモンガフード、おやつなど)
- 寝床(ポーチ)
- 床材(ペットシーツでも可)
- 爪切り
- 登り木やステップ
- 食器
- 給水機
- おもちゃ
- ヒーターやクーラー関係
- 温度計
- 体重計
- 蚊帳
これらは最低でも必要になります。
この中でも重要度が高いものをメインにお話しします!
では、詳しく見ていきましょう!
ケージは大きいものを選ぼう
ケージは、基本的に大きいものを選ぶようにしましょう。
動き回れるように、大きいものを選び、高さもあった方が気に入ってくれます。
ケージサイズの目安!
- 高さ70~90センチ、床60~70センチほどです。
現在は、1匹に対して1つのケージを使っています!
ポーチは形を選ぼう
ポーチは、かまくらタイプやハンモック、ヤシの実をくり抜いたようなタイプがあります。
ケージの上に取り付けてあげると、木の上みたいで気に入ってくれます。
止まり木やステップも揃えよう
ポーチに行くときの足場にもなるので、必ず取りつけましょう。
運動不足にも効果的です。
給水ボトルは飲める子には用意しよう
給水ボトルから水を飲める子は、少ないかもしれませんが、慣らしてあげると飲むと思います。
それまでは、お皿に水を汲んであげましょう。
フクロモモンガの飼い方は?
早速、フクロモモンガの飼育方法についてまとめていきます!
お迎え一週間はそっとしてあげる
お迎え一週間は、とにかくそっとしておきましょう。
過度なふれあいは、ストレスの元になります。
赤ちゃんのフクロモモンガにはミルクをあげよう
赤ちゃんをお迎えした人は、基本的にモモンガ用のミルクだけを与えていれば問題はありません。
稀にミルクを飲んでくれない子もいるので、その時はミルクの種類を変えてみたり、フルーツの風味を加えてあげると飲んでくれるかもしれません。
いずれにせよ、赤ちゃんにミルクは必要なので飲んでくれるように工夫してみましょう。
フクロモモンガはスキンシップが超重要!
フクロモモンガは、スキンシップを十分にとらないといけない動物です。
遊ぶ時間を決めて、欠かさず触れ合いましょう!
夜鳴きをすることがある
フクロモモンガは、『夜行性』で、基本的には昼は寝ていることが多いです。
更には、子犬のように夜鳴きをすることもあり、その点は注意が必要かもしれません。
生活環境によっては、昼夜逆転をしてしまうケースもあります‥。
飼育温度に気を付けよう
フクロモモンガは、比較的暑さには強いですが、寒さにはめっきり弱いです。
とくに、冬の温度管理は気を付けなければなりません!
暑さに強いフクロモモンガでも、適正温度に気をつけましょう!
ご飯は栄養バランスを考える
フクロモモンガは、好き嫌いが多いですが、栄養バランスを考えてあげないといけません。
中には、食べられないものもあるので、あげる前はしっかりと確認しましょう。
与えられる物は、しっかりと把握しておきましょう!
フクロモモンガはオヤツも大好きです!
ですが、与えすぎは肥満の原因になりますよ〜!
食べ過ぎで太ってしまったらダイエットをさせよう
食べる姿が可愛くて、ついついオヤツを与えすぎてしまうこともあります。
もし、飼っている子が『太ってきた?』と思ったら、早いうちにダイエットをさせた方がいいです。
太ると、体に大きな負担がかかってしまい、最悪のケースも考えられます。
体重が増えない子もいる!
太りやすい子もいれば、体重が増えにくい子もいます。
体重の増減に関しては、個体差が多いですが、全く増えない事は少ないです。
その子にあったペースで増えているはずですので、定期的に測定してあげるといいです!
フクロモモンガが震える時は?
フクロモモンガはよく震える動物ですが、原因は様々ですので観察する事が大切です。
臆病で震える子も多いですが、中には病気のケースもあるので、わからない時は獣医さんに見せにいきましょう。
トイレはトレーニングが必要
フクロモモンガは、トイレを覚えないと言われてますが、トレーニング次第でコントロールはできます。
幼いころからやると、効果が高いと言われています。
家では適度な日光浴をさせよう
フクロモモンガは、外に出て散歩をするのは難しいでしょう。
ですが、日光浴は骨を作るのには必要不可欠です。
簡単に日光浴をさせよう!
まめに爪切りをしてあげよう
フクロモモンガの爪は、木登りが出来るように鋭いです。
お互いに怪我をしないように、定期的に爪を切ってあげよう。
場合によってはお風呂も入れてあげよう
フクロモモンガとのスキンシップや臭い対策で、お風呂を入れる人もいます。
私も入れることがありますが、注意点をまもって入れてあげよう!
脱走には気をつけよう
フクロモモンガを飼育していると、部屋の中を散歩させたりすると思います。
目を離した隙に脱走する事があるので注意が必要です。
外に逃げないようにするのはもちろんですが、室内であっても危険なところは対策しておきましょう。
フクロモモンガの繁殖させたい時は覚悟が必要!
ここからは、ペアで飼育したい人向けのお話になります。
フクロモモンガの繁殖時期は?
フクロモモンガの成人の時期は、性別で変わります。
- オス→1年ほどかかる
- メス→8ヶ月ごろから
ペアで飼育する時は喧嘩に気をつけよう!
ペアで飼育する人は、相性もそうですが喧嘩のリスクも考えた方がいいです。
フクロモモンガは、ナワバリ意識が強いので、急にペアにすると危険です。
匂いを覚えさせたり、少し会う時間を作って少しずつ慣らしていきましょう。
フクロモモンガは子食いをすることがある
『えっ!』と思われた方もいると思いますが、フクロモモンガを繁殖させた時に、共食いが起きてしまう悲劇もあります。
生まれたてに、触ってしまうと人間の匂いがつくと、子食いのリスクが上がります。
生まれたての子は心配ですが、育ててきたモモンガちゃんを信じて応援してあげましょう!
フクロモモンガのストレスで『育児放棄』をする事がある
フクロモモンガも育児放棄をしてしまうケースがあります。
育児放棄しやすいケースは、子供の状態が長く生きられないと判断された時などです。
本能的な行動ですよね‥。
もし、育児放棄をしていたら、早急に獣医に相談をして人工保育を行いましょう。
しかし、フクロモモンガの人工飼育はハードルが高いので、しっかりと知識を得る事が大切です!
まとめ
いかがでしたか?
今回は、フクロモモンガ飼育方法についてまとめました~!
フクロモモンガは、飼育が大変と言われていますが、注意点を守っていくことで安全に飼育が可能です。
それには、事前の下調べが大事になってきます!
今回の内容が皆様の参考になればうれしいです。
最後まで読んでくれてありがとうモン!
ぼくたちは、とっても大事にされているのが分かったモン!
最後に僕たちの動画も見ていってくれると嬉しいモン!
【当ブログを見て下さった皆様へ】
フクロモモンガのことを知りたいけど、どこに知りたい情報があるか分からないって人もいるかと思います。
そんな時は、質問形式で見るものを選ぶ事ができる記事があるモン!
記事は都度更新されているモン!
見たい記事が探しにくいと感じたらココを見てくれるといいモン!
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